オーディオ: 2007年5月過去記事
前回記事の続きです。

■ ER-6の音質
とにかくクリアで、中高域は実にフラットです。新品時はやや無機質で低音が非常に抑えられていましたが、30時間のエージング後は中低音もそれなりに出るようになりました。
とはいうものの、やはり低音が不足気味なのは否めません。低音がズンズン来るようなのを好む方には合わないと思います。ER-6のあとに高音が強めといわれるHJE50を聴いても明らかに低音の厚みを感じるほどです。ただ、ヴァイオリンを聴く分には全く問題なく、むしろクリアで引き締まった低音が魅力的です。
中高音は美しいというよりもナチュラルな音です。イヤホンやヘッドホンによっては高音がやたらブリリアントにきこえるものもありますが、そういった作られた音色ではなく純粋にソースの音を忠実に再現してくれます。まさにヴァイオリンを聴くにはうってつけです。
現在、高音質なカナル式イヤホンEtymotic ResearchのER-6にER-4/ER-6i用の3段フランジイヤーチップ
を取り付けて愛用していますが、今までの内容を少しまとめてみたいと思います。
■ ER-6に3段フランジのイヤーチップを取り付ける
ER-6標準の2段フランジよりもER-6i用の3段フランジの方が遮音性が高いとのことで試してみたのですが、これは意外とすんなりいきました。ER-6のイヤーチップ取り付け部パイプは短く太く、ER-6iは長く細いため、一見装着するのは不可能に見えます。でも頑張ってグリグリやっていると柔軟なシリコンのおかげでそれほど苦労せずに装着することが出来ました。むしろ、標準装着されている2段フランジを外すときの方が緊張しました。

購入以来、非常に気に入っているEtymotic ResearchのER-6イヤホン+ER-4/ER-6i用3段フランジイヤーチップ
の組み合わせですが、東京に出かける用事があったので埼京線でER-6を試してみることにしました。
埼京線に乗り、早速ER-6を装着。正しく装着出来ないと遮音性が発揮できないので、ちょっと押したり戻したりしながら周りの雑音が完全にシャットアウトされるポイントを探します。
最初は耳穴に押し込む加減や向きなどがよくわからず、押し込みすぎて耳の奥というか喉がかゆくなることもありましたが、何度か使ってくると装着も慣れてきます。10秒もあれば大体完了です。
先日購入したER-6をソニーのE407を使って30時間ほどエージングしてみました。
エージングとは慣らしのことで、スピーカーやイヤホンは新品の状態から数十時間鳴らしてあげると部品がなじんできて満足のいく音になります。
エージングの仕方はいろいろあるようですが、僕の場合は普段聴いている音楽を普段聴いている音量より少し大きめで鳴らし続ける、という風にしています。今回もバッハの無伴奏やモーツァルトのヴァイオリン協奏曲など、様々な音源の入ったE407をループで流しました。
さてエージングが終わった後のER-6を再度聴いてみましたが、まだ少し低音が控えめなものの大分下も出るようになりましたし、実にナチュラルで透明感のある音質です。バッハやパガニーニなどの無伴奏を聴くと左手の指が弦から離れる音なども良くきこえ、臨場感・・・というと迫力などを連想しがちですがそうではない、その場の空気が伝わってくるような感覚とでもいうのでしょうか。生の音を感じられます。

