Core 2 Quad Q9550のオーバークロック
前回はCore 2 Quad Q9550でPCを組み直しXPのインストールまで完了したので、いよいよオーバークロックです。
なおオーバークロック前にアンチウイルスソフト「カスペルスキー2009」を入れました。セキュリティももちろんですが、今までもカスペルスキーを使っていたのでベンチマークの際に与える影響などが同条件になるように、というのもあります。
さてデフォルトの設定を確認すると、FSB333x8.5=2.83GHz、メモリクロックは800MHz。このままFSBを上げていくとメモリクロックが高くなりすぎるので、まずはメモリ倍率を2.4から2.0に落とし、667MHzにセット。
オーバークロック耐性が高いと聞いているのでいきなりFSBを400MHzに上げ、400x8.5=3.4GHzに設定したところあっさり起動。メモリもちょうど800MHz。この状態でPrimeやTrikkerなどの負荷ツールを回しても全く問題なし。
続いてFSB410x8.5=3.49GHz、FSB420x8.5=3.57GHzでもOK。さすがにFSB425x8.5=3.61GHzでは起動は問題ないものの負荷テストではエラーが出るので、CPU、メモリ、MCMの電圧を少しずつ(0.1V程度)上げたところ安定。
その後も様子を見ながらクロックを上げ、あまり電圧を上げないで済む妥協点であるFSB435x8.5=3.70GHzでも負荷テストで安定していることを確認しました。CPU電圧はCPU-Z上でアイドル時1.36V、負荷時1.31Vに設定しました。
しかし3.7GHzとはすごいですね。しかもあまり煮詰めずにこのクロックで安定しています。あまりクロックを上げると急激に消費電力が増えるということもあって3.7GHzに落ち着きましたが、4.0GHzの報告もちらほらと入っておりますし実に回るCPUです。
なおCPU温度はそれなりに上がりました。定格ではアイドルで33度(2.0GHz)、負荷時で60度(2.83GHz)でしたが、オーバークロック後はアイドル時に40度(2.61GHz)、負荷時に70度(3.7GHz)へと上昇しました。
常用クロックが決まったところでベンチマーク。まずはSuper PI。Athlon64 X2 3800+の時の結果も合わせてみました。

なんと驚くべきパフォーマンス。インテルのQ9550は化け物か!
シングルコア動作のSuper PIですら、オーバークロック済みのAthlon64 X2 3800+に対して定格でほぼ倍、3.7GHzにオーバークロックした後は2.7倍のパフォーマンスを示しています。
続いて3DMark05でもデータを取ってみました。3DMarkは06、さらにVantageが出ていますが、CPU負荷を見たいのであえて05でデータを計測しました。



3DMarkではクアッドコアの本領発揮。CPUスコアでは約2~3倍、3DのFPSでも大差を付けています。ビデオカードはすべて同じGigabyteのZalman VF830装着のGV-NX88T512HP。CPUだけでこんなにパフォーマンスに差が出るとは思いませんでした。
なお、速いのはもちろんベンチマークだけでなく、動画のエンコードなども驚くべき速さでした。もともとIntelがエンコードに適しているということもあってか、体感的には数倍に感じました。圧倒的じゃないか・・・。
ちなみにHDDの速度も計測してみました。1プラッタ375GBのディスクはさすがに速く、標準のSATAドライバでもシーケンシャルリードで100MB/s強。それまで使っていた同じ日立のT7K500の320GBに比べて1.5倍以上の速度が出ました。T7K500も購入したときはかなり速かったので、ちょっと驚きました。
地味ですがHDDの速度って重要なんですよね。意外と気づきにくいのですが最近のHDDは高速化が著しく、80G~160GBがメインだった少し前のHDDに比べるとほぼ3倍くらいの速度になっているようです。起動時はもちろん、アプリケーションの起動やデータの書き込みなど様々な場面でHDDの速度の影響を受けるので、下手にCPUやメモリを交換するよりもHDDを交換した方がよほどシステムの高速化につながったりします。
もし160GB以前のHDDを使用していたら、下記のような安価で高速なHDDを追加し、Maxblast5などでCドライブをOSまるごと移してしまえば、たった5000円で「通常の3倍の速度」を体感出来るかもしれません(笑)。
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hitach 7K1000.B 320GB(HDT721032SLA360)
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Western Digital WD3200AAKS 320GB
さて次回は妻のPC入れ替え編です。Socket754のAthlon64 3400+(130nm)なので、大幅なパフォーマンスアップと省電力が両立出来そうです。
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