弦楽器フェア2007 その1
今年も開催された弦楽器フェア2007、行ってきました。去年は新婚旅行で行けなかったので今年は11/2(金)と11/4(日)の2日間行きました。
いろいろな楽器を見て触って楽しんできたので、どこから書いていいやら。
まずは初日の地下サイエンスホールでの試奏コンサート。今回の演奏家は初日が木野雅之さん、2~3日目が奥村愛さんでした。木野さんの演奏は初日しか聴けないので早めにホールに入って前の方で聴きました。
2年前の奥村智洋さんの時もそうだったのですが、やはりプレーヤーとしては楽器の良し悪しよりも演奏そのものに釘付けでした。手首から発せられる深いヴィブラート、豪快かつ繊細なボウイング。
木野さんのヴィブラートは、最近の演奏家に多い速いヴィブラートではなく、深くかつゆったりしたものでした。僕の好きな音です。そして木野さんも独自の音色を持つ方なのだなということを実感しました。
技術もすごいですね。3度の半音階を完璧に・・。普通あんな難しいのは大まかな音程が取れるだけでも大変なことですが、木野さんのはツボにはまった音程がきちんと聞き取れるのです。あれがどれだけ難しいことなのか、ヴァイオリン弾きならわかるはずです。
また、どんなに難しいパッセージでも余裕があるというか、弾き飛ばすことをせずに確実に音楽にしてしまうところもお見事でした。難しいのをただ豪快に格好良く弾くだけでないのです。
結構期待していたのですが、木野さんは期待に違わずすごい演奏家でした。来て良かった!
肝心の試奏された楽器ですが、7本のうちガンさんのとプロイスさんのが良かったです。特に僕はプロイスさんの楽器の音が気に入ったのですが、妻はガンさんのがお気に入りのようでした。
その後はいろいろブースを廻りました。今年も弦の弾き比べコーナーがあったのですが、最近次々と登場する弦に比べ、ドミナントがおとなしく感じたのが意外でした。それだけ最近の弦はパワー指向ということなんでしょうか。
Vision Soloも初めて弾きましたが、若干暗くてパワーがある弦でした。僕が今使っているパッシオーネもありましたが今ひとつな感じ。それなりの良さはあるんですがもうちょっととんがった弦にした方が面白かったような気がします。
一番好印象だったのはワーチャルブリリアント。以前ワーチャルはカルネオルというグレードを試してがっかりして以来手を付けていないブランドなのですが、友人の楽器で非常にいい感じだったのと、今回弾いて印象が良かったので、次に試したい弦候補のトップです。パワーもあり、きめが細かく、音の深みがあってオールドの良い楽器を連想させる雰囲気があります。
ちなみに試奏用の楽器も良かったです。音の面白みはないけれどパワーがあって明るくてきめが細かくバランスも良し。見たらGewaのアンティーク仕上げのものでした。前にも弾いたことありますがこの楽器いいですよね。15万円クラスならベストバイではないでしょうか。
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